キヅキランド体験ワークショップも4回を終え、たくさんのこどもたちにキヅキランドのメモれるムービーを体験してもらっています。第3回・第4回のワークショップでは、合計27人のこどもたちに参加いただきました。ありがとうございました!
第3回・第4回では、キヅキセンパイに科学コミュニケーターの本田隆行さんをお迎えしました。(本田さんのインタビューはこちら)
「今回は参加者のこどもたちの書きこみに対しておしゃべりで返すという、今までにないオンラインのコミュニケーションで、どんなふうに展開するかな……と僕もちょっと緊張しました。やってみると、ワークショップ参加者の顔も見えず声も聞こえないのに、書きこみと実況でちゃんとやりとりになっていて、参加者の存在を感じることができました。また、やり方を説明するとすぐにどんどんみんながキヅキを書きこんでくれたのでそれに対してコメントをしていくと、1時間があっという間でしたね!」(本田さん)
今回の動画は、前回に引き続き「高いところから港の風景を撮影したもの」「2種類のクリームソーダを作る過程を並べたもの」「目玉焼きを作る様子をアングル違いやクローズアップなど4つのカメラで同時にとらえたもの」「ジャグリングの様子を正面と真上から見たもの」の4本に、「ハッブル宇宙望遠鏡でとらえた宇宙」と「積乱雲の様子」の2本が新しく登場。こどもたちは、宇宙の暗闇に散らばる星や銀河、生き物のような雲の動きに、いろいろな疑問や驚きを発見して書きこんでくれました。
また、後半には本田さんから「自分や誰かのキヅキについて、なんでそうなるのか、理由を考えて書きこんでみよう」という提案がありました。
「書いてもらうことを『発見』と『仮説』に分けることで、人のキヅキに反応する、というチャレンジを促してみたんです」
すると、参加者のこどもたちから「キヅキに対するキヅキ」が、いろいろと書きこまれました。たとえば自分の「発見」に対して考えてみた「仮説」がこちら。
また、他の人の「発見」にたいして「もしかしたらこうなんじゃないかな?」と自分の「仮説」を発表してくれた人も。
こういったキヅキの連鎖が生まれたことで、キヅキランドのプロジェクト開始当初から私たちが考えてきた「こどもたちが身の回りの不思議を見つけ、それをどんどん膨らませていく」というコンセプトが、このメモれるムービーで実現できるぞ……!ということを実感することができました。こういったサイクルがもっと楽しく体験してもらえるように、これからキヅキランドはさらなる開発を進めていきます。ご期待ください!
最後に、第3回、第4回のワークショップでキヅキセンパイをつとめていただいた本田さんに、感想をお伺いしました。
「キヅキランドの体験はピュアな『!』や『?』を研ぎ澄ますということなのではないかなと思いました。これって、こどもだけでなく、むしろ大人も心のどこかへ片付けてしまった感覚を取り戻すために大事な体験かもしれない、と思ったりします。それらを感じる(見つける)ための感覚を養う場所がここ、キヅキランドになるのだろうな、と感じています」
さて、ワークショップも残すところあと2回。9月4日(土)と12日(日)です。この機会にぜひキヅキランドを体験してみてください!
↓夏のワークショップは終了しました。キヅキランドは本オープンに向けて建設中となっております。ワークショップの内容について詳しくはこちら(9/17)↓